ふわもこメモ

健康に関するライフハックをご紹介

唾液の知られざる健康パワー

ふだんはうるおっている口内が、緊張すると乾いて粘つくことはありませんか?これは、状況に応じて違う性質の唾液が出るため。唾液は3つの唾液腺でつくられます。通常は水分が多いサラサラ唾液が主に耳下腺から分泌され、緊張時にはネバネバ唾液が主に舌下腺から多く出ます。おもしろいことに、2つの唾液は成分や働きが異なります。食事中によく出るサラサラ唾液は消化酵素が多め。緊張時に出るネバネバ唾液は、抗菌物質など体を守るための成分が多く含まれるのが特徴です。

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唾液のスゴイ性質

歯周病やむし歯のリスクを下げる。

唾液中の種類豊富な抗菌物質が、歯や歯ぐきに悪さをする細菌を撃退!また重炭酸塩という成分には、食後のむし歯になりやすい口内環境をリセットする役割があります。ちなみに、唾液が減ると口臭も強くなりがちです。

唾液の免疫力で風邪ウイルスをブロック

唾液に含まれる抗菌物質が多いほど免疫力が上がり、風邪、インフルエンザなどのウイルスや悪い細菌の侵入を防いでくれます。抗菌物質の代表格IgAには、免疫力とかかわりの深い場内環境を整える働きも。

体をさびつかせず、生活習慣病を予防

体の細胞の老化を早める活性酸素は、がん、動脈硬化といった生活習慣病の原因のひとつ。唾液には活性酸素の活動を弱める抗酸化物質や酵素もいっぱい!その筆頭が母乳にも多く含まれるラクトフェリンです。

アンチエイジング効果で肌や髪の若さをキープ

唾液中の種類豊富な抗菌物質が、歯や歯ぐきに悪さをする細菌を撃退!また重炭酸塩/という成分には、食後のむし歯になりやすい口内環境をリセットする役割があります。ちなみに、唾液が減ると口臭も強くなりがちです。

脳の栄養になる成分もたっぷり!ストレスにも強くなる

唾液には脳を元気にする成分も!特に注目したいのは、「脳の神経細胞の栄養」/と呼ばれる成分BDNF。脳細胞をストレスなどのダメージから守り、再生を促進します。

唾液は健康成分の宝庫。100種類以上も含まれ、健康や病気予防に大活躍!

口の中に自然とわき出る無色透明な「唾液」。ふだんは気に留めることもありませんが、じつは最近、「健康を守る機能性が高い体液」として注目を集めています!主成分は水ですが、唾液には100種類以上の健康成分が含まれ、歯周病など口内の病気だけでなく、生活習慣病などあらゆる病気の予防に貢献しています。まさに、「知られざる万能薬」といえる、頼もしい存在なんです。
唾液の持つ健康パワーは、日々の小さな工夫で高められるそう。口の乾きが気になるドライマウスの人はもちろん、そうでない人も、唾液のことを見直して健康管理に役立てましょう!

唾液は歯や口内全体に膜を張っている!

唾液は口内の下のほうにたまっている印象がありますが、じつは、ほおの粘膜や舌など全体に広がって薄い膜をつくり、口の中を保護しています。風邪などのウイルスはのどの奥にある「咽頭」で感染しますが、その部分まで唾液が届いてウイルスの侵入をブロック。また、歯の表面は、主に唾液の成分でできた「ベクリル」という薄い膜でバリアされ、歯が酸で溶けるのを防いでいます。

唾液は血液からつくられ、血液に戻る

唾液の主な材料は血液です。血液が唾液腺を通過することで唾液へと変化。血中のさまざまな成分とともに、唾液腺で新たにつくられた健康成分も唾液に取り込まれます。そして、口内に分泌された唾液は、健康成分とともに粘膜から再吸収され、また血液に戻っていくのです。つまり、出しっぱなしではなく、健康成分を体全体に循環させることができる、スゴイものなんです。

唾液中の健康成分は血液に乗って脳まで届く!

再吸収された唾液中の成分は、じつは血液に乗って、全身に到達します。そして、このルートで、唾液中の成分がいちばん移行しやすいのは脳であるという研究結果も。ストレスをやわらげる働き(P53)をするのも、きちんと脳まで成分が届くからなんです。なお、唾液がたまる下あごの内側(口底腔)は粘膜が薄く、ここから成分が血中にダイレクトに吸収されます。心臓発作で急を要する場合、薬は口底腔に置いて服用しますが、これは成分がすぐに吸収されて心臓や脳に届く即効性を利用しているのです。

唾液の量は唾液腺の大きさに左右される

一般に、唾液の量は唾液腺という臓器の大きさに比例します。唾液腺が大きい人は唾液も多め。反対に唾液腺が小さい人は唾液も少なめで、個人差があります。また、唾液の量は40代からだんだん減っていき、50~60代にグッと減るといわれていますが、これも個人差が大きいのです。

唾液力チェック

健康成分がしっかり含まれていることも大切

唾液力を高めるには、量と同じくらい質も重要なポイント。抗菌物質や抗酸化物質などの健康成分が、バランスよく充分に含まれていれば、「唾液の質がよい」ということになります。唾液の質は、食事や運動などの生活習慣とかかわりがあります。

一日1~1.5リットルもの唾液が必要

唾液が健康パワーを発揮するには、充分な量が出ていることが必須条件。健康な成人の場合、一日に1~1.5リットルほど出るといわれています。唾液がしっかり出ると、口内が洗い流されて清潔が保たれ、歯周病などさまざまな病気の予防に役立ちます。また、食事を楽しむためにも、ある程度の唾液量が必要です。

唾液の量が少ない可能性あり!

唾液が減ると口が乾きやすくなります。それをカバーするために、しょっちゅう飲み物を口にしていませんか?パンやクッキーなど水分が少ない食べ物も、唾液が少ないとパサパサして食べにくくなります。会話中に口角に白いものがたまったり、口が粘つくのは、唾液量が少ない人に多い現象です。

量を増やす

食材を大きめに切って食べる

よくかんで食事をすると唾液がたくさん出ます。それには、調理時に食材を大きめに切るのがおすすめです。大きめの食べ物を口に含めば、自然とかむ回数が増えます。食べ物と唾液がよく混ざり合うまでしっかりかみましょう。また、おいしさを感じると唾液がよく出るので、ゆっくり味わいながら食べるのもコツです。

唾液腺をやさしくマッサージ

唾液を増やすには、唾液をつくる唾液腺をマッサージするのがいちばん効果的!なかでも効果が高いのが、サラサラ唾液を出す耳下腺のマッサージです。緊張して口が乾くときも、耳下腺マッサージをするとサラサラ唾液が出て緊張がほぐれてきます。サラサラとネバネバ両方の唾液を増やしたいときは、顎下腺をマッサージしましょう。なお、マッサージはいつ行ってもOKですが、毎日続けることがポイントです。

ガムをかむ

ガムをかむのも唾液量アップに役立ちます。というのも、かむと顔の筋肉が動いて唾液腺が刺激され、マッサージと同じ効果が得られて唾液量が増えるため。ガムはキシリトールなどむし歯になりにくい甘味料を使用したものが○。

抗酸化作用のある食べ物をとる

リコピンやコエンザイムQ10など抗酸化作用がある栄養素は、全般的に唾液を増やす働きがあります。リコピンはトマトに、コエンザイムQ10は青魚やオリーブオイルに多く含まれています。ほかにも、ねぎや玉ねぎ、もずく、めかぶなども抗酸化物質が豊富。これらの食材を積・極的に食べましょう。

一日1~1.5lの水分をこまめにとる

唾液を増やす方法として意外とあなどれないのが、こまめに水分をとることです。体の水分量が不足すると唾液も減ってしまいます。のどが渇くのは唾液量が減少しているサインです。唾液を充分に出すためには、体質にもよりますが、一日に出る唾液と同じ量の1~1.5lの水分を毎日とるように心がけましょう。

唾液がよく出るツボを押す

「口内点」というツボを押すと、唾液の分泌を促す効果が期待できます。手のひら側の中指のつけ根にある横ジワの中心に、反対の手の親指を当て、5秒ほどグッと押します。これを左右10回ずつ行いましょう。

質を高める

ヨーグルトを毎日食べる

乳製品は、唾液の質向上に欠かせない食べ物。唾液の分泌を促し、抗菌物質IgAの濃度を高める作用があります。牛乳やチーズでもOKですが、特に効果が高いのがヨーグルトです。毎日110gのヨーグルトを食べると、2カ月後には唾液量とIgAの両方が急激に増えるという実験結果があります。このことから、毎日100gほど続けてとることが大切です。ヨーグルトは飲むタイプでもOK。

少しさました湯でいれた緑茶を飲む

唾液中の抗菌物質IgAの量は、緑茶を毎日飲むことでも増やせます。これは、茶葉に含まれるカテキンの一種の作用によるもの。この特別なカテキンは、ぬるめのお湯でいれた緑茶にたっぷり含まれます。IgAの量を増やす目的なら水出しでもOKですが、60°C程度のお湯でいれると、テアニンなど他の健康成分もいっしょに抽出されておすすめです。

根菜や海草を食べる

乳製品と同じくらい、唾液の質改善に役立つのが食物繊維。腸を刺激して唾液中の抗菌物質IgAを増やす作用があります。いも、れんこんなどの根菜や、わかめ、昆布などの海草は食物繊維が多く含まれています。食物繊維も乳製品と同じく毎日続けて食べることが肝心。煮ものや炒めもののほか、みそ汁などの汁ものに加えても手軽にとれます。

朝食前に歯磨きをする

朝食後に歯を磨く人もいますが、朝の歯磨きは、朝食前が正解です。なぜなら、起床後の口内は細菌まみれのため。就寝中は唾液量がガクンと減って悪い口内細菌がとても増えます。その状態で朝食をとると、食べ物の糖分によって細菌がますます増殖することに!朝いちばんに歯磨きすれば悪い口内細菌を飲み込まずにすみ、きれいな唾液で口内を覆い、口内環境をリセット&キープできますよ。

アボカド納豆やキムチ納豆を食べる

納豆を食べると、唾液の抗酸化作用がパワーアップ!納豆に多く含まれるイソフラボンを一日25mgほど(納豆約35g分)摂取すれば1~2カ月で唾液量が増え、さらに食べつづけると抗酸化作用の高い唾液になるというデータも。納豆だけでもいいですが、食物繊維が豊富なアボカドやキムチを組み合わせると、相乗効果で唾液の質を高める効果がより期待できます。

軽い運動をする

ストレッチなど軽い運動を習慣にすると、唾液中の抗菌物質IgAを増やすのに有効です。なるべく階段を使う、家事や仕事の合間に腰や二の腕をかるくたたく、ひと駅歩く、散歩をするなど、ちょっとした運動を続けることがポイントです。

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