ふわもこメモ

健康に関するライフハックをご紹介

体に効くこうじ甘酒

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米と米こうじが織りなすマルチ栄養ドリンク

甘酒には2種類のタイプがあることを存じでしょうか。本来、甘酒とは米と米こうじを発酵させて作られる、アルコールを含まない食品のこと。これが「こうじ甘酒」です。
これに対し、酒粕を溶かして砂糖を加えたものも「甘酒」という名前で流通しています。酒粕は日本酒を搾ったあとに残る副産物で、若干のアルコールを含んでいます。そのため、「酒粕甘酒」を飲んだ経験から、甘酒が苦手と感じてしまう人が少なからずいるのです。

ところが「こうじ甘酒」は米本来のやさしい甘みと、ふわっとした自然な香りで、アルコールが苦手な方にも飲みやすくなっています。しかも「こうじ甘酒」は発酵過程で生み出される100種類を超える酵素をはじめ、豊富なビタミン類や必須アミノ酸、ブドウ糖、ミネラル、食物繊維などを含む、注目の健康ドリンクなのです。
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「こうじ甘酒」の栄養成分

「こうじ甘酒」は古くから夏バテ防止や疲労回復のための滋養ドリンクとして親しまれてきました。これは、すぐにエネルギーに変換されやすいブドウ糖や、体内では合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれているためといえます。
さらに、昨今の発酵食ブームの背景に「酵素」の存在がありますが、発酵食品である「こうじ甘酒」には、100種類を超える酵素が含まれます。これらは生きたこうじ菌が発酵過程でつくるもので、高温で加熱しない場合に摂取できます。
米と米こうじを発酵させて作る「こうじ甘酒」は、その過程でたくさんの「酵素」が出ます。酵素は消化吸収を助けたり、呼吸や代謝にかかわる重要なたんぱく成分ですが、熱に弱いという欠点があります。市販品は流通過程で発酵が進まないように加熱処理が施されるものが多く、酵素の構造が変わってしまうのです。そのほか、含まれるビタミン類も熱に弱いものが多くなっています。
「こうじ甘酒」は市販品もたくさんありますが、健康のためには”手作りが正解”。市販品の場合は、選び方に注意してください。

栄養成分1 【こうじ菌】

こうじ菌は米などの穀類に生えるときに100種類を超える「酵素」を出します。主なものにでんぷんをブドウ糖に分解する酵素や、たんぱく質をアミノ酸に分解する酵素などがあり、消化吸収を助けます。つまり、「こうじ甘酒」の甘みや栄養をもたらす重要成分といえます。

[こうじ菌に含まれる主な酵素]

  • アミラーゼ
    • でんぷんをブドウ糖に分解する
  • プロテアーゼ
    • たんぱく質をアミノ酸に分解する
  • リパーゼ
    • 脂肪を脂肪酸に分解する
  • セルラーゼ
    • 食物繊維をオリゴ糖に分解する
栄養成分2 【ビタミン類】

ビタミンは酸っぱいものに含まれているイメージがあるかもしれませんが、「こうじ甘酒」にも豊富なビタミンが含まれています。特にたんぱく質や脂質、糖質を代謝するのに不可欠なビタミンB群がたっぷり。ビタミンは酵素の働きを助ける「補酵素」としての役割を担うため、こうじ菌の生み出す酵素&ビタミンを一緒に摂取することで消化吸収が高まります。

栄養成分3 【必須アミノ酸】

体は約20種類のアミノ酸で構成されていますが、そのうちの9種類は体内で合成できません。そのためそれらは食事から摂取する必要があり「必須アミノ酸」と呼ばれます。「こうじ甘酒」は必須アミノ酸をすべて含み、さらにほかのアミノ酸も含む優秀なアミノ酸含有食品です。

[こうじ甘酒に含まれる必須アミノ酸]

  • トリプトファン
  • リジン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • スレオニン
  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • ヒスチジン
栄養成分4 【コウジ酸】

「こうじ酸」はこうじからしか生成されない化合物。メラニン色素を抑えて美白効果をもたらすとして、化粧品の成分にも使用されます。抗酸化作用も高く、細胞を元気にします。

栄養成分5 【オリゴ糖】

「こうじ甘酒」の甘みはブドウ糖とオリゴ糖などの糖質によるものです。とくにオリゴ糖は糖質の中でも消化されづらい特徴があり、腸まで届いて腸内の善玉菌のエサになります。

栄養成分6 【食物繊維】

「こうじ甘酒」には食物繊維も豊富に含まれています。腹もちをよくするほか、便の量を増やしたり、便をやわらかくするなど、便通を改善する効果があります。

発酵パワーで腸から健康を目指そう

私たちが日々の健康状態を知るバロメーター。それが「便通」です。毎日出ているから大丈夫。と高をくくっている人もいますが、日本人の多く、実に女性の半数は便秘の可能性があります。
便秘はお腹が張ったり、ときに痛みを感じる、排便がつらいなど、そういった意味でもちろん不快です。しかし、その本質は”腸内環境の悪化にある”ことが多いのです。
腸は消化器官のひとつですが、その働きはさまざま。食べ物を”消化”し、そこから栄養を”吸収”し、体に溜まった老廃物を”排出”する、全身のめぐりを支える重要な器官なのです。
そのため腸内の状態が悪くなると、便秘や下痢、腹痛はもちろん、肌荒れや肥満、アレルギー症状など、さまざまな健康トラブルが現れるのです。さらには、いくつかのがんや心臓疾患にまで影響を及ぼすことも明らかにされています。
つまり、”腸を元気にすることで体のあらゆる部分が健康になり、症状が改善する”可能性があるのです。そこでおすすめしたいのが、発酵食品である「こうじ甘酒」です。

こうじ菌には善玉菌のエサが豊富

腸内環境の状態は、腸内細菌のバランスで決まります。腸内細菌には健康維持に貢献する善玉菌、腐敗物質を産生して害をもたらす悪玉菌、それ意外の日和見菌(ひよりみきん)と呼ばれる菌がいて、理想のバランスは 善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7 といわれます。
ただし、悪玉菌は人体にとって害をもたらすだけではありません。悪玉菌よりも凶悪な病原菌が侵入したときに退治するという大切な働きもあります。ところが、悪玉菌が増えすぎると
悪い要素のほうが強くなってしまうのです。
悪玉菌を増やす一因は、肉食中心の食生活やストレス、加齢などがありますが、悪玉菌の増殖を抑えるには”善玉菌を増やすこと”が有効です。「こうじ甘酒」には善玉菌のエサとなる「食物繊維」や「オリゴ糖」が含まれているため、善玉菌を増やすことにつながるのです。

プレバイオティクスとプロバイオティクス

「こうじ甘酒」には善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖が含まれると説明しましたが、このように腸内細菌のバランスを整える成分を「プレバイオティクス」と呼ばれています。
これに似た名前で「プロバイオティクス」という言葉を聞いたことばあるでしょうか。こちらは、体にとってよい効果をもたらす生きた微生物、または、それを含む食品のこと。よく知られているものにヨーグルトに含まれる「乳酸菌」や「ビフィズス菌」がありますが「こうじ甘酒」もプロバイオティクスのひとつです。
残念ながら「こうじ甘酒」は消化管を通過する過程で、強酸性の消化液で殺菌されてしまいますが、死骸は腸まで送り届けられます。そして、腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌が増殖しやすい環境を整えるのです。
つまり、「こうじ甘酒」は”プレバイオティクス成分を含む、プロバイオティクス食品”という、腸内環境を改善するために都合がいい食品なのです。

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