ふわもこメモ

健康に関するライフハックをご紹介

ペットを飼って健康になる

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犬や猫などのペットの世話をすることは高齢者の認知症予防や生存率を高めることに効果があります。
ペットの世話をしている人の方が「主観的健康感」(自分が健康であると思うか)、「外出頻度」、「生活満足感」などの指標で高い数値を示しました。

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ただ、単にペットを買うだけではなく、積極的に世話をすることが重要です。世話をする人は、犬を散歩に連れ出すなどして自然を外出頻度が高くなります。散歩に伴う運動によって、冠動脈疾患や糖尿病などの発生リスクが低下することも報告されています。
さらに、認知症のような個別の疾患についても効果があることが明らかになっています。ペットを飼っている高齢者は、ペットの鳴き声に注意を向けたり、ペットに呼びかけてコミュニケーションを取ります。その結果、日々の活動量や脳への刺激量も多くなり、家でボーっとテレビを見て過ごす高齢者に比べて、認知症予防の効果が期待でkます。また、毎朝エサを与え、散歩に出かけ、トイレシートが減れば買い足すなど生活リズムが生まれるので、認知症の初期症状である「見当識障害」(自分の置かれている日時や場所が分からなくなる)にも有効です。
認知症の予防だけでなく、治療にも一定の効果があります。
認知症を発症した患者にも効果的で、記憶障害に伴う不安や焦燥、興奮、暴力など認知症患者に特有の周辺症状が、ペットと触れ合う事で緩和される事例もあります。これによって介護者や家族とのコミュケーションが円滑になります。
こうした事例は科学的調査でも効果が示されています。
14年のスウェーデンの調査では、33人の認知症患者を2つのグループに分け、一方のグループにだけ、6ヶ月間、毎週1~2回、45分~60分ほど、治療中に犬と接触させたところ、別グループと比較して認知症に伴う行動障害などを改善を示しました。

触れ合うと幸せホルモンが

認知症の人が、犬や猫を膝の上に乗せて撫でるだけで、それまで強張っていた表情に感情が戻り、パッと明るくなる瞬間を見ることがあります。
また、寝たきりで全く言葉を発しなかった人も「この子は何という名前?」、「ご飯は食べたの?」と聞くなど次第に口数が増え、昔飼っていたペットを思い出して長時間にわたり、話をする人もいるくらいです。
さらに、ペットを飼うことで血圧が低下するという報告もあります。95年に米国の研究チームが心筋梗塞を起こした患者約370名の1年後の生存率を調査したところ、ペットを飼っている人の方が予後が良く、生存率が高いことが分かりました。
また、茨城県における01年発表の調査では、ペットを飼っている人は、降圧剤を飲む割合が低いという結果も出ています。
血圧低下の要員の一つとしては、ペットとの触れ合いでストレスが軽減され気持ちが落ち着く、ということが考えられます。また、ペットは抑うつ状態にも有効であり、ペットとの情緒的一体感があると「気分が優れない」とか「落ち込んでいる」といった抑うつ状態や孤独感を和らげるということが分かっています。情緒的一体感とは、ペットと一緒にる時に感じる「ホッとする」といった感情の事です。
情緒的一体感を感じたり、ストレスが軽減されるのには、生理学的な理由があります。ペットと触れ合ったり、見つめ合うと、"幸せホルモン"と呼ばれるオキシトシンが脳内で分泌されます。これは母親が子供抱いている時に出るホルモンですが、男性からも出ます。その一方で、ストレスホルモンであるコルチゾールは抑制されるんです。
では、いざペットを飼うとなったら、どんな動物がいいのでしょうか。例えば犬を飼うにしても様々な種類があります。高齢者施設で重宝されるのはレトリバー種です。温厚で万人に対して心開くので、高齢者も安心できます。ただ大型犬ですのでエサのコストがかかり、病院に連れて行くのも一苦労で世話は大変です。一方で、テリア種やコリー種などは、執着心が強い面があり、あまり向きません。運動量が少なく扱いやすい小型犬、例えばプードル種などが飼いやすいでしょう。
では、犬以外の動物はどうでしょうか。猫は犬とは違って散歩に出ることはありませんが、家の中で台所やテーブルの上に乗ったりと、あちこち立体的に移動するので、飼い主も空間認知能力が鍛えられます。また小鳥や魚類などは、犬猫に比べて世話が楽という利点があります。とりわけ九官鳥やセキセイインコなどは言葉を覚えたり歌を歌ったりもするので、コミュニケーションができ脳への刺激にもなります。また、魚の泳ぐアクアリウムの前で認知症患者が食事をすると、攻撃性や破壊行動など周辺症状が収まり八週間後には食事量が27.1%も増加しました。
ことほど佐用に健康長寿に効果のあるペットですが、命ある生き物であることは言うまでもありません。一人暮らしの高齢者の場合、飼い主が亡くなって残されたペットが保健所で処分されるという事例もあります。もし、飼うのであれば、自分の死後は近隣の人に面倒を見てもらうなど、予め地域のネットワークを作っておく必要があります。
一方でペットロボットという洗濯もあります。かつてロボット犬 AIBO がブームになったことがありますが、現在、アニマルセラピーの分野で主流になっているのが、アザラシ型ロボットの"パロ"です。視覚、聴覚などの感覚センサーが備わっていて、自分の名前を覚え、さらに抱かれると心地よいと感じ、叩かれると嫌がるようにできています。認知症予防についても様々な効果を示す研究結果が出ています。日本では約三千台出荷していて、価格は約40万円で百貨店でもお買い求めできます。
動物を介する治療で、国の医療費は年間約1350億円削減されると言われています。今後、高齢化が益々進む中でペットは私達の貴重な助けになってくれるのです。

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